関係者からのコメント

「ドイツ命」の二人
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「ドイツ命」の二人

大和インベスター・リレーションズ株式会社

代表取締役社長 宮田 長吉

ドイツ関連

「Osaka ist nicht zu fassen!」(Osakaはとてつもない存在になったよ!) と私に語ったのは共通の友人のドイツ人。ケルン大学の学士組合(米国の友愛会に相当)の日本における姉妹団体エドレナニアの仲間で上智大学の構内学生寮で大坂君や私と同じ釜の飯を食べた。

「Osakaは今、日本で家電やお酒の量販店を展開して破竹の勢いで活躍しているよ」。この話を初めて聞いたのは1998年のロンドン。当時私は大和証券グループの欧州統括の会長として駐在。大坂君とは同じドイツ語を第一語学とする経済学ゼミでも共に学んだ。ただ卒業後は日本、ドイツでもお互いすれ違いの生活、懐かしかった。でも再会するのはさらにその数年後、東京で。

ドイツ・オーストリアの学士会からの代表団が一堂に会したエドレナニアの創立40周年記念式典の際、大坂君が晴れて入会。一方、長く欧州に駐在していた間「行方不明」扱いになっていた私も大坂君によってゼミの同窓会に復活。それまではお互いに「ドイツ命」の思いは同じながら全く別の道を歩み音信不通になっていた。奇跡の再会。

大坂君は事業の傍らライフワークとしての日独関係促進に心血を注いだ功績によって両国政府から勲章を授与された。さらに大成功を収めてきた事業を卒業し、その経営のノウハウを次世代に継承すべく「大坂塾」を主宰し異次元の飛躍を遂げ、その進撃は続いている。

そして自らの「人生設計」を更新しつつ止まることを知らない。冒頭のドイツ語は最大の讃辞だが、直訳では「Osakaは全く掴みどころがない」とも...全くどこまで飛躍するのか!

楽しみだ。