

人生という航海の羅針盤
人生設計
人生を充実したものにしたいなら、
人生の設計図を描こう
あなたは、1日を過ごす際に何を基準に行動を決めていますか?多くの人は時計を見て、時間に沿って行動しているでしょう。1週間や1か月の予定はカレンダーを見て計画を立て、そのスケジュールに従って動いているはずです。では、最も大切な「人生」という時間は、何を見て、どのように行動していますか?
「人生の設計図」を持つことの重要性
私は、人生を充実したものにするためには、明確な目的と目標が不可欠であり、それを実現するためには「人生の設計図」を自ら描く必要があると考えています。この考えに至ったのは、学生時代に読んだポール・ジェイ・マイヤーの言葉がきっかけでした。彼は、「自分の思いを大きな紙に描きなさい。それと現実とのギャップを一つひとつ埋めていくと、人生は思い描いた通りになる」と語っていました。この言葉に強く衝撃を受け、私は「人生の設計図」を持つことの重要性を痛感したのです。
未来から逆算して人生を設計する
これは単に夢や願望を持つこととは異なります。人生で何を成し遂げたいのか、どのような生き方をしたいのかを具体的に思い描き、それを実現するために「30年後、どのような自分でありたいか」「10年後はどうなっていたいか」と未来を基準に考え、そこから逆算して計画を立て、今の行動につなげていくことが重要なのです。
人生こそが最大の作品である
私は、自分の人生の終わりを「2044年4月4日」と定めています。もちろん、それが確定した未来ではありません。しかし、「あと○○年しかない」と考えることで、「今、何をすべきか」がより明確になり、時間の使い方が大きく変わるのです。多くの人は家を建てるときには綿密な設計図を作りますが、人生の設計図を持っている人はほとんどいません。しかし、人生こそが最も大切な「作品」ではないでしょうか。だからこそ、その設計図を持つことが何より重要なのです。
夢を設計し、現実にする
私の人生は、大いなる夢や志を「人生設計」に落とし込むことから始まりました。小学生のころ、「アメリカで社長になり、プール付きの大豪邸を手に入れる」という夢を持ちました。そして、「子どもは3人で、1人はアメリカかドイツ、1人は関東、1人は高松に住んでいる」「孫は6人、男の子が3人、女の子が3人」など、あらゆる未来を具体的に描き、それらすべてを人生設計に組み込んできたのです。
そして数十年という歳月をかけ、私はそのすべてを手に入れることができました。