関係者からのコメント

筋金入りの「ドイツ愛」
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筋金入りの「ドイツ愛」

元在ドイツ日本大使 八木 毅

ドイツ関連

私は2016年から2020年まで5年間、在ドイツ日本大使を務めましたが、赴任に際して前任者の中根猛大使からの紹介で大坂さんとのご縁が始まりました。

大坂さんのビジネスでの活躍やその後の大坂塾での活動はよく知られているところですが、私は大坂さんの日独交流へのご尽力を目の当たりにし、大変強い印象を受けました。大坂さんのドイツへの想い、言わば「ドイツ愛」は学生時代、ハンブルク勤務時代を通じて培われた「筋金入り」のもので、同じドイツで何回も勤務、生活した者として本当に驚嘆、感嘆しました。

国と国との関係ではもちろん政治や経済も重要ですが、やはり、最後は人と人との結び付きがものを言います。そうした考えから、大坂さんが発案された交流事業にはできるだけ協力するように心がけました。

全ドイツ日本語スピーチ・コンテストやドリームシッププログラムは大使館の施設を使って行われ、私も出席、傍聴しました。また、ベルリン以外の地で行われた交流事業や、大使退任後、日本で開催された会合などにも参加する機会を得ました。こうした長年の交流事業の功績が評価され、大坂さんがドイツの功労勲章や日本の外務大臣表彰を受賞されていることは喜ばしい限りです。

大坂さんはご自身で2030年までと活動の期限を設けられていると承知していますが、是非、期限を延ばして、永くこれまで同様にエネルギッシュに日独交流に取り組んでいただくことを心から願っています。